バーの未来: 安心・安全・クリーンな働き方

Categories バー経営の裏側

13日10周年イベント初日、たくさんのお客様にお越しいただき、たくさんお祝いしていただいて、本当にありがとうございます

本日14日も、元気いっぱい営業しております

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リトハピ10周年のビジョンは

お客様、スタッフにとって、安心・安全・クリーンで爽やかなお店で、

「ウィスキーってカッコいい!をもっともっとたくさんの人に知ってもらう」です。

よく、安心・安全・クリーンで爽やかって、なんか堅すぎない?と言われます。

確かに!ただ、私がこの「安心・安全・クリーンで爽やか」に拘るには理由があります。

とにかく私はBarのイメージ改善をすることが、これからの私の役割であると思っているのです。

バーテンダーをしています。とか、バー経営をしていますというと、

大抵の場合、「へ~」みたいな、マイナスなイメージに捉えられてしまいます。

分かっています。

とってもイメージが悪いのです。

労働時間が長くて、休みもなくて、保障もなくて、酒と異性とお金にだらしない奴がしている仕事。

このイメージは、たしかに当たっている事が多いです。

それはなぜか。

気付いたら、そうゆう人間になってしまっているからです。

それはなぜか。

悲しいながらBarという業種が(Barに限らずサービス業全般)、現場で働く人達の犠牲のもとに成り立っているという事実があるからです。

初めは好きで入った業界のはずなのに

拘束時間が長くて、だんだんその時間の過ごし方が雑になっていって、どんどんクオリティが落ちていきます。

休みがないと、プライベートが削られて、気分転換が出来ないので、どんどん出来ない言い訳が増えていきます。

保障がないと、どんどん社会のモラルからはずれた感覚になっていきます。

モラルが崩壊してくるので、お酒や異性、お金にルーズになる人が多いです。

雇われていても夢も希望もないので、とにかく不正が多く、また安易な独立が多いため、出店したと思ったら、もう潰れているという状態が多々あります。

そういう人達しか集まらないような業界になってしまい、結局、良い人材が入ってきづらい状況になっているのが現状です。

もちろん、何かの目的のために、プライベートも何もかもを削って邁進する時も必要かと思います。

ただ、それは自分が犠牲を払ってオーナーになった時にこそできる犠牲であり、働くスタッフは、そんな犠牲なんか払えないし、

酷使すればするほど、クオリティが落ちるだけなのです。

どうやったら、Barのイメージを良くできるだろう。

たくさん考えました。

答は一つ。

まずは雇用条件を安心・安全・クリーンにすること。

もちろんそれには、かなりの負担が必要です。

7年前の法人成から、その時の私にできる最大限の雇用の改善に取り組みました。

今の私の最大限は、月に7日休み・四半期に1回連休・日平均拘束時間8時間)・(日平均実働時間7時間45分)・社会保険完備・社員旅行・資格試験補助

2016年現在データ↑

(もちろん、まだまだ足りないから、もっともっと改善します!)

今、この取り組みが間違っていないと、私は断言できます!

だって、うちのバーテンダー達は、

真面目で、誠実で、何に対しても一生懸命取り組む姿勢があります。

キチンと人の意見を聞き、改善しようと努力をする姿勢があります。

私の自慢のスタッフ達です。

ここに来るまで、正直、スタッフ教育に悩みまくって、もうこんなんなら辞めてしまいたい。と思った事もありました。

でも今考えたら、私がショボイから同レベルの人しか育たなかったのです。

もっと明確に指導ができていれば、もしかしたら同じ方向を向けたかもしれないし、どうしても合わないならもっと早い段階で離れて、お互い時間を無駄にしなくて良かったと思うのです。

先述のように、私の今からの役割は、Barの仕事をもっとイメージの良いものにすること。

そのために、リトハピからBarの雇用改善のモデルを作る事だと思っています。

だって、この雇用形態でもちゃんと成り立つなら、絶対皆真似したいと思うから。

そしたら、働く子達もハッピー。

ハッピーなスタッフがもたらすパワーでお客様もハッピー。

ハッピーなお客様が増えたらお店の売上的にもハッピー。

オーナーの負担が一時的に多くなっても、いつか必ず戻ってくるなら、それはそれでハッピー!

ハッピーな連鎖で人材の質も上がり、業界イメージが改善されるはず。

そんなとんとん拍子に事が進まない事はわかっていますが、

私は理想をいつか必ず‘現実‘にします。

これからもきっと、挫折しそうになったり、ギャーってなったりもするだろうけれど、いつか、「バーテンダーってすごく素敵な仕事だね」って社会から認めてもらえるように。

大好きな大好きなBarの仕事に、もっと素敵な人材が集まりやすくなるように。

皆のリトルハピネスを積み重ねていきたいと思います。

これからも末永いお付き合いをよろしくお願いいたします(^^)

4 thoughts on “バーの未来: 安心・安全・クリーンな働き方

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