bar業界の未来:リトハピの挑戦

Categories バー経営の裏側

皆さまのおかげで、無事に10周年を迎える事が出来ました。

本当に本当にありがとうございます!

 

本日13日周年イベントでは、プライベートボトリングした、リトハピオリジナルボトルの先行予約を開始します。

 

アスタモリス×Little Happiness×ガイアフロー

フェッターケアン10年

(2006-2016 バーボン樽 100本限定)

イラスト

 

世界的なモルト不足の中、素晴らしい出来のボトルで、もちろん100本限定なのでレア度も高いです。

今までのブログでも何度かご紹介したアスタモリスのバート氏が絶賛し、静岡蒸留所建設中のガイアフロー中村社長も太鼓判のこのボトル。

是非なくなる前にご購入を♪

 

さて、数日にわたり「私がバーテンダーになった理由」をお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?

 

三者三様で、同じ仕事を選んでいても、いろんなエピソードがあって面白いですよね。

 

谷本自身は、あんな感じで、http://little-happiness.jp/blog/1003/

本当お恥ずかしい限りなのですが、

 

移店をする!と決めてからも、本当に大変でした。

 

まず、融資がなかなかおりない汗

事業計画書を書いても、甘いと突き返されるし、

そもそも私に提案能力がない・・・。

結局、父親の連帯保証人のサインの信用力で、旧国民生活金融公庫(日本政策金融公庫)から借り入れが出来たのだと思います。

お父さん。ポンコツな娘のために何も言わずにサインしてくれてありがとう!

 

それから、とにかく業者さんに軽視されるのです。

 

当時谷本24歳。

 

なんのブランドも信用も実績もなく、どこの馬の骨とも分からないお姉チャンだったのでまともに取り合ってもらえません。

 

色んな物件を見て回ったけれど、明らかにおかしな物件なのに、デメリットを全然教えてもらえないとか、そもそも、全然ちゃんと探してくれる気がないので、条件と違うのばっかり紹介されるとか、

どこかのお店で修行したわけでもなかったので、相談する人もいなくて、とにかく判断基準をもっていないので、自分のカンを信じてやるしかありませんでした。

 

今のリトハピの物件を見つけた時は、廃墟のような物件で、しかも当時、通りはピンク系のお店が多くて、ゴーストロードのようでした。

それでも1階なので何社かが競っていましたが、大家さんがピンク系じゃない健全なお店に入ってほしいとの事と、

管理会社が移転前のお店の評判を知っていて(自分で言うのもなんですが結構流行っていました)、うちを押してくれて決まりました。

 

それからがまた大変。

 

何社か見積もりしてもらって、内装工事が始まったのは良いのですが、途中で明らかに最初の契約と違う内容になってきたので、抗議したら、なんと・・・跳びました。

 

既に入口の壁も壊して、それこそ野ざらし状態で放置されたのです。

 

担当者は電話に出なくなり、ほどなくして弁護士から示談金交渉の通知が届きました。

これがまたとんでもなくお安い示談金で、金額もですがとにかく誠意がない。

谷本、オープンが狂って完全にテンパっているし、弁護士の知り合いもいなかったので、もう話すのも嫌でビリビリに破いてやりました。

よく考えたら少なくてもお金もらえばよかったかな・・とか思ったりもしましたが、こんなはした金いらんわい!みたいな状態でした。

 

でも捨てる神あれば拾う神あり。

 

新しく契約した内装業者さんが、納期もない!お金も足りない!状態から、ほぼ理想通りのお店を作ってくれました。

 

上手に自分のイメージを伝えられず、色一つ決めるのも、自宅にきてもらって、この家具と同じような色にしたい。とか、

ドアもウィスキーの貯蔵庫みたいなイメージでとにかく大きくしたい!と、毎日毎日現場に行って、すごい面倒な施主だったでしょう。

当時の職人さん。本当にごめんなさい。

 

あれからたくさんの月日が流れました。

 

出来上がったお店にライトを灯した瞬間の、‘感動と初心‘を忘れずにいたいと、今でも心から思っています。

 

今日を迎えられた感謝の気持ちと、更に飛躍します!の気持ちを、今日改めて皆さまに誓います。

 

明日はこれからの未来に向けて・・・。

 

今の私が、一生懸命になっている「bar業界のイメージを良くしたい!」について書きたいと思います。

 

ちなみに、13日14日はフード半額でーす!!(^^)

 

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