新年の幸運を呼び込む「最初の一歩」。スコットランドの風習『ファースト・フッティング』と過ごす元旦
2026.1.01
新年あけましておめでとうございます。
皆様、2026年の幕開けをいかがお過ごしでしょうか。
元旦といえば、日本ではお屠蘇(おとそ)を飲んで一年の無病息災を願うのが伝統ですが、世界に目を向けると、ウイスキーの本場スコットランドにも素敵な新年の習慣があります。
それが、「ファースト・フッティング(First Footing)」です。
これは、新しい年が明けてから、その家の敷居を「最初にまたぐ人(First Foot)」が誰かによって、その一年間の運勢が決まるという言い伝え。
特に、背が高く、黒髪の男性が「ある物」を持って現れると、その家には最高に素晴らしい一年が訪れるとされています。

その「ある物」の代表格こそが、ウイスキーのボトルです。
ウイスキーは、スコットランドの人々にとって単なるお酒ではなく、「命の水」であり、分かち合う喜びの象徴。
元旦にウイスキーを持って現れる人は「幸運の使い」として、どこの家庭でも温かく迎え入れられるそうです。
ちなみに、ウイスキー以外にも「家を温めるための石炭」や「食べ物に困らないための黒パン(ブラックバン)」などを持っていくのが伝統的なスタイル。
どれも「この家が一年中、温かく豊かであるように」という願いが込められています。
さて、私の方はといえば……。
誰かの家を訪ねて幸運を配る「遣い」になる予定は、残念ながらありませんが(笑)、
この習わしにあやかって、皆様への幸運を願う「最初の一本」を選びました。

地元・広島の桜尾蒸溜所の「シングルモルト桜尾 SHERRY CASK」です。
このボトル、ファーストロットから回を重ねるごとに味の複雑さと完成度が増しています!
もし以前に飲んで「自分には合わないかな?」と思ったことがある方にこそ、今の桜尾をぜひ、もう一度味わってみてほしい。そんな進化を感じる一本です。

公式テイスティングコメント
- 色: 深い赤味のある濃い琥珀色
- 香り: レーズン、カカオの香りがゆるやかに立ちあがる
- 味わい: ダークチェリー、オレンジを思わせるフルーティーな味わいがほのかなピート香と調和する
- フィニッシュ: ビターな甘さとウッディーな香りの深い余韻
新しい一年が、皆様にとっても熟成を重ねたウイスキーやラムのように、深みのある素晴らしいものになりますように。
そして2026年、「リトハピ」はついに20周年YEARを迎えます!
節目の年を記念して、プライベートボトルのラム&ウイスキーの販売も予定しています。
皆様の元へ幸運を運ぶボトルとしてお届けできるよう準備しておりますので、発売の折にはぜひ、手にとってみてくださいね。
本年も、皆様の元にたくさんの「福」と「自分に合ったRum&Whiskyとの出逢い」が訪れることを願っています。
出逢いは必然。Rum&Whiskyの世界へようこそ。
Bar Little Happiness 谷本美香
【この記事を書いた人】
谷本 美香(Mika Tanimoto)
株式会社Little.m 代表取締役/オーナーバーテンダー
広島・流川で2006年からウイスキーとラムの専門店「Bar Little Happiness」を営む。国内外の蒸溜所を訪ね、造り手の話をコラム「ウイスキーとラムの手帖」に綴っている。広島市優良技能者。
「ウイスキーもラムも、造り手の想いに触れたとき、もっと美味しくなる」
【お店の情報】📍 Bar Little Happiness
広島市中区流川町5-14 Rolling流川 1F
月〜土 19:00〜24:30/日 19:00〜24:00(店主が蒸溜所へ旅に出る日はお休み)
ノーチャージ・予約不要
🛒 遠方の方はオンラインショップからもお求めいただけます。