スカイ島の霧・タリスカー以外の選択肢、トラベイグ蒸溜所
2026.8.07
信濃屋さんのオリジナルシリーズ「FRAGRANCE OF THE SEA」。
海のある風景の香りをテーマにボトルを選んでいくシリーズ。
選ばれたのは、スカイ島のトラベイグ蒸溜所のシングルカスク。
テーマは『霧』。
スカイ島は濃霧に覆われる日が多く、「霧の島」という別名を持ちます。
だから、霧のトラベイグ。
公式テイスティングノート
ミネラリーでソルティーな香り立ち。塩辛い潮風、乾いた牡蠣の貝殻、波打ち際の濡れたわかめ。
シャープでワイルドなピートスモーク、火打石、網焼きの貝やムール貝、塩とオリーブ油を練り込んだパン生地、ディル、酵母感を残した冷たい白ワイン。
次第に奥からミルキーさを伴う甘さ。 口に含むと、シャープでワイルドなピートスモーク、たっぷりのミネラル、焼き牡蠣、塩パンとオリーブ、牛乳。
フィニッシュは、ピーティでミネラリー、チョーク。ババロアを想わせるミルキーな甘さが広がる。
ラベルは、福岡県出身の洋画家・版画家、吉田博(1876–1950)の木版画。
連作「瀬戸内海集」の《帆船》より、「霧」。 同じ版木を使い、摺る色だけを変えて、朝・午前・午後・夕・夜・霧という6つの時間帯を描き分けた連作。
そして《瀬戸内海集「帆船 霧」》は、広島県立美術館にも所蔵されています。
スカイ島の霧が、瀬戸内海の霧をまとって広島に届いた!!
せっかくこのボトルが手元にやってきたのだから、本物を見に行こう!、と。
広島県立美術館まで、足を運びました。
しかし、見られませんでした泣
いつか展示される日が来たら、もう一度見に行きます!

スカイ島に、タリスカー以外の選択肢が生まれた
そもそもトラベイグとは、どんな蒸溜所なのか。
「スカイ島のウイスキーを一杯」 そう言われたとき、答えはずっと一つしかありませんでした。
タリスカー。潮と黒胡椒のあの味わいは、島そのものの代名詞です。
およそ190年のあいだ、スカイ島にはタリスカーしかありませんでした。
島で免許を持つ蒸溜所が、ずっと一軒だけ。
アイラ島に10軒近くがひしめいているのを思えば、これはかなり不思議なことです。
その状態が終わったのが、2017年でした。
トラベイグ蒸溜所。 場所は島の南部、本土からのフェリーが着く一帯にあります。
つまり今、スカイ島には選択肢が二つあります。
城の石でできた壁──トラベイグという場所が持っていた記憶
トラベイグ蒸溜所になっている建物は、1820年に建てられた農場です。
その壁は、近くにあった城の廃墟の石を使って建てられたらしい──そんな言い伝えが、長いあいだ噂として残っていたそうです。

(HPより拝借)
蒸溜所を建てるにあたって壁の石と城跡の石を実際に分析したところ、噂は本当でした。
城が崩れ、その石が農場になり、農場が蒸溜所になった。
200年の時間が、そのまま壁として残っている場所です。
計画そのものにも、長い時間が経過し、建設の許可が下りたのは2002年。
この農場を蒸溜所にしようと考えていた土地の持ち主は、2010年、着工を見ることなく世を去ります。
その構想を引き継いだのが、モスバーン・ディスティラーズでした。
2014年、着工。
2017年、製造が開始され、2021年、トラベイグのシングルモルトが生まれました。
ピートを強さで語らない──「well-tempered peat」
トラベイグはピーテッドメインの蒸溜所です。
「自分たちがピーテッドモルトを造っていることは秘密でもなんでもない、蒸溜所の前を通って空気を嗅げばそれで分かる」
「ピートには非常に多くの表情があり、気分がある。ピートそのものの質、麦芽を乾かすキルンでの使い方、ピーテッド麦芽の糖化の仕方、使う水、発酵、スチルの形、どこでカットするか──そのすべてが表情を変えてしまう。だから、強さと洗練のあいだ、優雅さと力強さのあいだで、バランスを探すことになる。」
自分たちが目指すものを表す最良の言葉 「well-tempered peat(よく調律されたピート)」
ハウススタイルの呼び名は「Smoke with Taste」。
煙を主役にするのではなく、味わいのなかに煙を織り込んでいく。 強さで殴らないピート。
スカイ島といえばタリスカー、で止まっているのはもったいない。
タリスカーファンの人たちも飲んでみて。!!

ウイスキーもラムも、造り手の想いに触れたとき、もっと美味しくなる。
出逢いは必然。Rum&Whiskyの世界へようこそ。
📍 Bar Little Happiness
広島市中区流川町5-14-1F
月〜土:19:00〜24:30 / 日:〜24:00
(最終入店・約1時間前)
定休日:ほぼ年中無休
ご予約・お問い合わせは、公式LINEから🥃
最新情報は、Instagramストーリーにて⭐️
🔗 オンラインショップ:https://shop.little-happiness.jp