お問い合わせはこちら

谷本 美香(Mika Tanimoto)|Bar Little Happiness 店主プロフィール

谷本 美香(Mika Tanimoto)— Bar Little Happiness 店主

谷本 美香は、広島市中区流川町にあるウイスキー&ラム専門バー「Bar Little Happiness」の創業者・オーナーバーテンダーです。2006年、22歳のときに創業。ウイスキーの知識もビジネス経験もほぼゼロの状態から、20年をかけて1,000本超のコレクションを誇る専門バーに育て上げました。

このページでは、創業の物語・フィロソフィー・蒸溜所訪問・社会貢献活動・受賞歴・メディア掲載履歴など、谷本美香のすべてを収めています。


創業の物語:22歳、駐車場の一角から

大学卒業後、テレビ局のADとして就職するも自分には向いていないと判断し退職。派遣社員として働きながら、ひょんなご縁から広島・流川の駐車場の一角を借り、学生時代のアルバイトで貯めた100万円でカフェバーを創業しました。

当時はお酒がほとんど飲めず、経営知識もゼロ。昼は派遣で働き、夜は自分の店を開ける「ワーキングプア」の日々でした。「何がわからないのか、それすら分からない」という焦燥感の中、タウンページでバーテンダースクールを見つけ、シェイカーの振り方から学び始めました。

ほどなくして近所のバーで「ウイスキー」という存在に出会いました。ほとんどお酒が飲めなかった自分が、ウイスキーの香りと歴史の深さに初めて魂を揺さぶられた瞬間——その衝撃が、現在の専門バーへの道を切り開きました。

📖 創業ストーリーの全文はこちら:22歳、ワーキングプアだった私が見つけた光。


Bar Little Happinessの20年と1,000本のコレクション

現在のBar Little Happinessは、ウイスキー約900本・ラム酒約300本・計1,000本超を常設。ウイスキーの熟成庫をイメージした重厚な木製の扉と、谷本が24歳のときに手書きで設計したハート型の小窓が目印です。

🏆 広島市優良技能者受賞(広島市優良技能者表彰)


蒸溜所訪問歴:造り手を知ることが、最高の一杯につながる

谷本が大切にしているのは、取り扱うボトルの「造り手」を直接知ること。国内外の蒸溜所を訪問し、その体験をコラム【ウイスキーとラムの手帖】で発信しています。

【国内】桜尾蒸溜所(広島・複数回)/ 三郎丸蒸溜所(富山)/ 秩父蒸溜所(埼玉)/ 嘉之助蒸溜所(鹿児島)/ ガイアフロー静岡蒸溜所 / 亀田蒸溜所(新潟) / 井川蒸溜所(静岡)/ 宮城峡蒸溜所(仙台)/山崎蒸溜所/余市蒸溜所ほか

【海外】カリラ蒸溜所(スコットランド・アイラ島、2008年頃 / アジア人女性として当時は非常に珍しい訪問者)/ グレンモーレンジ蒸溜所(ハイランド)/ カバラン蒸溜所(台湾)/ LAODI蒸溜所(ラオス)/ スコットランドスペイサイド地方/スコットランドハイランド地方/ アイラ島/カードローナ(ニュージーランド)/マルティニーク

2026年、国際的なウイスキーブレンダー イアン・チャンからのオファーを受け、Bar Little Happinessにてスペシャルテイスティング会を開催(2026年7月4日)。

「造り手の想いに触れた時、ウイスキーもラムももっと美味しくなる」


社会貢献活動:アフリカ・ガーナへの診療所建設(2012年)

2012年、創業7周年の節目に、これまでのご縁への感謝を形にしたいという想いから、アフリカ・ガーナの農村部(アッパーウエスト州グバル・コミュニティ)にCHPS コンパウンド(簡易保健所)を建設。NPO法人プラン・インターナショナル・ジャパンを通じて実施しました。

建設前、周辺5コミュニティ・約2,000人の住民が医療を受けるには40km離れた郡都まで移動する必要がありました。完成した施設は診察室・事務所・厨房・保管室・待合スペース・トイレを備え、保健師用のバイクも支給。妊産婦・乳幼児の死亡率改善に貢献しています。

落成式では、谷本の写真とメッセージが施設の壁面に掲げられました。

📄 プロジェクトの詳細レポートはこちら


フィロソフィー:「美しいと思うことだけをやる」という決断

創業20周年を前にした2025年、谷本はこれまでの経営を振り返り、大きな気づきを得ました。お客さまの期待に応えたい。ともに働く従業員の期待にも応えたい。経営として、正しくあらねばならない。その一つひとつに誠実であろうと、長年にわたり、Bar Little Happinessのあり方を、自分の外側へ合わせてきた。しかし、その結果として自分の心が置き去りになっていた——。

大阪・関西万博に複数回足を運び、「存在すること自体が利他である」という概念に深く共鳴。「自分が美しいと思う世界を表現することが、結果として最も多くの人の心に届く」という確信を得ました。

今後も、AIや技術がどれほど進歩しても、「同じ空間でグラスを傾ける時間の美しさ」は何にも置き換えられません。むしろデジタル化が進むほど、その価値は高まっていく。谷本美香は、そう考えています。

📖 20周年に向けての想い・全文はこちら


受賞・メディア掲載履歴

🏆 広島市優良技能者受賞

📺 テレビ:BSフジ「ウイスキペディア」(2023年・桜尾蒸溜所回)

📚 書籍掲載:「バーとウイスキーの素敵バイブル」「ジャパニーズクラフトウイスキー読本」「ワカコ酒13巻」

📰 新聞:中国新聞・朝日新聞・デイリースポーツ広島

🥃 業界誌:サントリーウイスキーヴォイス(2011年)・広島商工会議所所報(2018年)・広島経済レポート(2008年〜継続掲載)ほか

📋 取材・掲載履歴の全リストはこちら


店舗情報