LAODI 20周年テイスティング会レポート|井上育三氏×ラオディ
2026.5.18
2026年4月26日。
ラオスでクラフトラムを造り続ける「LAODI(ラオディ)」の20周年イベントin Bar Little Happiness。
その節目に、創業者・井上育三氏ご本人をお招きしての、特別なテイスティング会。
事前にご案内した告知に、想像を超える数のお申込みをいただき、11名様のお席は早々に完売。
お断りせざるを得なかった皆さまには、心からお詫びを申し上げます。
満席のカウンターに並んだのは、リトハピのお客様、そして遠方からこの夜のためにお越しくださった方々。
そして、井上育三氏。
ここに、ラオスと広島を繋ぐ、ひとつの夜が始まりました。
乾杯は、ラオディホワイトのモヒートで
この夜の始まりは、モヒートでした🥃
ベースに使ったのは、もちろんラオディホワイトラム。
お客様からも好評で、同時に出すのには、工夫が必要でしたがやってよかった!
小さな勉強会から、2026年のリトハピのカウンターへ

私が初めて井上育三氏にお会いしたのは、2016年か2017年のこと。
JICA関連の、15名ほどしか参加者のいない小さな勉強会の場でした。
「異国の地で、ゼロから世界水準のクラフトラムを造りながら、現地の社会に貢献していく」
そう語る井上氏の言葉に、私は身体が震えるような衝撃を覚えました。
私自身は、その数年前──2012年、リトハピ創業7周年の節目に、アフリカ・ガーナへの診療所寄贈を行っていました。
「社会貢献」と「酒造り」を両立させるという井上氏の挑戦は、私にとって、まさに必然としか思えない出逢いだったのです。
それから10年近い時間が流れて──2026年4月26日。
ラオスで20年、走り続けてきた井上育三氏が、広島・流川のリトハピのカウンターに、立ってくださっている。
私は、その光景を見ながら、不思議な感慨に包まれていました。
ひとつの想いが、時間と距離を超えて、確かに繋がっていく──。
ラム酒という飲み物の本質を、体感した瞬間でした🥃
詳しい馴れ初めや、私自身がラオスのLAODI蒸溜所を訪れた話は、過去4本のコラムで綴っています。
▶︎ ラオス・LAODI蒸留所訪問記①|再会と美食の旅から始まる「奇跡の物語」
▶︎ ラオス・LAODI蒸留所訪問記②オバマ大統領が運んだ風
▶︎ ラオス・LAODI蒸留所訪問記③
▶︎ ラオス・LAODI蒸留所訪問記④「お酒が運んでくれるのは、人との出逢い」
井上育三氏の20年が、ひとつのカウンターに宿った夜
テイスティング会で、参加者の皆さまをもっとも惹きつけたのは、
ボトルそのものももちろん、井上育三氏の生き様でした。
20年前、ラオスの地に降り立った時の景色。
ゼロから、無農薬のサトウキビ農場を作り上げていった日々。
現地の人々と築いてきた信頼関係。
社会貢献と酒造りを両立させるという哲学。
井上氏が語るひとつひとつの言葉に、参加者の皆さまの表情が、どんどん変わっていく。
「いま、この人の20年に、自分は触れているんだ」
そんな空気が、カウンター全体を満たしていきました。

テイスティング会が終わった後、参加された多くの方から、「来てよかった」とご連絡をいただきました🥃
心から「この夜に立ち会えてよかった」と感じてくださった。
それは、私が用意したものではなく、井上育三氏という人物そのものが、参加者の方々の心に深く届いた結果でした。
ラオスの土を踏み、現地のサトウキビ農家と20年向き合い続けた人だけが持つ、深い説得力。
その説得力の正体は──生き様そのものだったのだと、私は改めて確信しました。
「HAGUKUMU」── 20年が込められた、特別な一本
そして、この夜の主役のひとつが、LAODI 20周年記念限定ボトル「HAGUKUMU(はぐくむ)」でした。
「育む」──。
サトウキビを育み、土地を育み、人を育み、文化を育み。
そして、ラム酒という飲み物の中に、20年の時間そのものを、確かに育んできた。
そんな井上育三氏の歩みが、ボトル名の中に刻まれている、特別な一本🥃

参加者の皆さまには、
✅ LAODI の現行ラインナップを、少しずつ全種類
✅ そして、20周年記念ボトル「HAGUKUMU」
──を、テイスティングしていただきました。
そして、今回は、20周年という特別な節目だからこそのご提供として──
全種類のテイスティングを終えた後、参加者の皆さまには、それぞれが見つけたお気に入りを、追加料金なしで、何杯でもご満足いくまでお楽しみいただきました。
これは、井上育三氏の20年の歩みに敬意を表する、この夜限りの特別な形。
通常のテイスティング会や、リトハピの日常の営業とは、少し違う、特別な夜だけのご提供でした🥃
「ひとつの出逢いを、心ゆくまで深く味わっていただくこと」──。
ラオディの20年の物語と、参加者おひとりおひとりの夜が、ゆっくりと、深く出逢っていく時間でした。


そして、もうひとつ、この夜だけの特別な時間がありました。
「ラオディを、お家へお持ち帰りいただきたい」
当日は、井上育三氏ご本人によるサインと、記念撮影のお時間もご用意しました。
ご自分が選んだLAODIのボトルに、井上氏が直接サインを入れてくださる。
そして、20年の挑戦を続けてきたご本人と、肩を並べて一枚の写真に収まる──。
これは、ラオディというラム酒との出逢いが、参加者の方々ご自身の人生の一場面として刻まれる、特別な瞬間でした🥃
「次にこのラオディを開ける夜、あの日の井上さんの声を、きっと思い出してくださるはず」
そう思いながら、この時間を企画しました。
バー専用チョコレートとの、贅沢なマリアージュ


そして、この夜のもうひとつの主役が、リトハピが厳選したバー専用チョコレートとの、贅沢なマリアージュでした。
今回ご用意した3つのプランのうち、参加者全員が、チョコレートとのマリアージュをじっくり楽しめるプランを選ばれました。
「ラオディというラム酒を、ただ飲むだけでなく、もう一段深く味わいたい」
そんな想いが、皆さまの選択の中に、自然に表れていたのだと思います🥃
ラオディのラムは、サトウキビの繊細な甘さと、ラオスの大地の力強さを併せ持つ、奥行きのある味わい。
そこに、チョコレートという、また別の世界からやってきた要素が合わさると──
ひとつのグラスの中で、ふたつの旅が出逢う。
参加者の皆さまが、それぞれのプランで選ばれたチョコレートと、お気に入りのラオディとを、自分のペースで合わせていく。
「あ、これは合う」
「あれ、こっちの方が好きかも」
そんな小さな発見の積み重ねが、夜をゆっくりと深くしていきました🥃
参加者の皆さまから、いただいた声
テイスティング会のすぐ後から、参加者の皆さまから、たくさんのご連絡をいただきました。
「ラムという知らなかった世界を広げていただいただけでなく、気さくな井上さんの中にある芯のある言葉に感動しました」
「創業者の井上氏の話はとても興味深く、大事なことはなんなのかを考えさせられました」
「ラムの奥深さに感心させられたのと同時に、ラムに対する印象が変わりました」
「製造工程のエピソードをまじえて、それぞれの個性や香りの違いを丁寧に教えていただき、深い楽しみ方を知ることができました」


井上育三氏が、20年かけてラオスの地に積み重ねてきた想いが、ボトルとなり、グラスとなり、皆さまの心に、確かに届いたのです。
そして、
「お酒は、人が集う場所を作り、立場を超えた縁を繋いでくれる」
という、井上氏の信念。
その信念が、4月26日のリトハピのカウンターで、確かに生きていたのだと、私は深く実感しています🥃

リトハピが、テイスティング会で大切にしていること
このような特別なテイスティング会を、これまでも何度か開催してきました。
私が大切にしているのは──
🥃 造り手ご本人を、お招きすること
代理ではなく、本人の言葉で、本人の物語を伝えていただく。
🥃 少人数で、深く語り合える空気を作ること
大人数の大規模な会ではなく、20名までの、対話が生まれる空間。
🥃 量ではなく、ひとつの出逢いを大切にすること
ただ酔っ払うのではなく、物語ごと飲むということ
🥃 造り手の生き様に触れていただくこと
ボトルの裏側にある物語、10年・20年の時間、その人の哲学。
「ウイスキーもラムも、造り手の想いに触れたとき、もっと美味しくなる」
リトハピが20年積み上げてきた、たったひとつのこの想いが、テイスティング会という形で、ひとつのカウンターに結実します。
エピローグ|次なる夜へ


ラオディの20周年は、終わりではなく、新しい始まりです。
井上育三氏が、これからもラオスの地で、サトウキビと土地と人を育みながら、ラムを造り続けていきます。
そして、Bar Little Happinessが、その物語を、広島の地で語り継ぎ続けること。
このふたつの線が、これからもどこかで交差していくでしょう。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
そして、お席をご用意できなかった皆さま、心よりお詫び申し上げます。
リトハピでは、これからも、造り手をお招きしたテイスティング会を、不定期で開催してまいります。
お見逃しになりたくない方は、ぜひ公式LINE・Instagramのフォローをお願いいたします。
「お酒は、人が集う場所を作り、立場を超えた縁を繋いでくれる」
井上育三氏のこの言葉が、リトハピの未来そのものでもあります。
「ウイスキーもラムも、造り手の想いに触れたとき、もっと美味しくなる」
出逢いは必然。
Rum&Whiskyの世界へようこそ🥃
*イベント中の写真が撮れず、お客様からいただきました。素材を提供してくださったK様、Y様、ありがとうござました!
🔗 関連コラム──ラオディの世界をさらに
【ラオス・LAODI蒸溜所訪問記】
私自身が、ラオスの地に飛び、井上育三氏の足跡を辿った4本の現地レポートです。
LAODI誕生の物語、井上氏の哲学、そしてラオスという土地の魅力を、現地でしか得られなかった一次情報として綴っています。
▶︎ ラオス・LAODI蒸留所訪問記①|再会と美食の旅から始まる「奇跡の物語」
【ラオディの全ラインナップをリトハピはご用意しています。限定ボトルも含めてお愉しみください】
無農薬で育てたさとうきびの一番搾り汁だけで作られた、ピュアシュガーケインラム。
📍 Bar Little Happiness
広島市中区流川町5-14-1F
月〜土:19:00〜24:30 / 日:〜24:00
(最終入店・約1時間前)
定休日:ほぼ年中無休
LAODI 各種、お試しいただけます。
ご予約・お問い合わせは、公式LINEから🥃
🔗 オンラインショップ:https://shop.little-happiness.jp/
この記事を書いた人
谷本 美香(Mika Tanimoto)
株式会社 Little.m 代表取締役 / オーナーバーテンダー
広島県広島市で20年続くRum&Whisky専門店「Bar Little Happiness(リトルハピネス)」店主。2006年の創業以来、ウイスキーとラムの感動を伝える専門家として活動しています。
世界中の蒸溜所を自ら訪問し、造り手と直接対話した一次情報を持つ、現場主義のバーテンダー。バックバーには1,000本を超える希少なレア銘柄から、地元広島の「桜尾」まで幅広く取り揃えています。
Definitely very recommended, I hope to be able to come back here in a future Japan trip! Thank you so much, cheers from Italy!