和三盆ラム・RON SETO WHITEで桜餅!
2026.4.02
香川県にある「馬宿蒸溜所」が手掛ける「RON SETO WHITE」。
奥様の実家で見つけた「宝物」の物語
このラムの誕生は、2015年にまで遡ります。
蒸溜所を運営する美馬産業の4代目・美馬宏行社長が、奥様の実家である創業220年の老舗和三盆農家「三谷製糖羽根さぬき本舗」を訪れた際のある光景がきっかけでした。
そこで社長が目にしたのは、伝統製法で和三盆を作る際に出る濃厚なシロップ「糖蜜」の一部が、行き場を失い廃棄されている姿でした。
「せっかくの糖蜜が、もったいない。これでラム酒が作れないだろうか」。
お酒好きだった社長のこの閃きが、「サトウキビと和三盆の価値を最大化する」という熱いミッションへと繋がり、未活用の糖蜜に新たな命を吹き込む「贅沢なアップサイクル」としてこの一本が生まれたのです。

知っておきたい「ラム酒」の3つの製法
ここで、ラムの世界をより楽しむための豆知識を。
ラムは製法によって大きく3つのタイプに分けられます。
- トラディショナル(糖蜜ラム):
砂糖を造る時の副産物「糖蜜」を原料とする。世界の8割以上を占める最もポピュラーな製法です。
- アグリコール:
サトウキビジュースをそのまま100%原料にする、非常に希少な製法です。
- ハイテストモラセス:
サトウキビジュースを加熱・シロップ化したものを原料とする、最も新しい製法です。
最近のジャパニーズラムは「アグリコール」が注目されがちですが、この「RON SETO WHITE」は、和三盆という日本独自の文化から生まれた糖蜜を使う「トラディショナル・ラム」にあたります。
しかし、一般的な輸入糖蜜とは違い、香川県産の希少な「竹糖」から作られる和三盆糖蜜だけを使っているため、雑味やえぐみがほとんどなく、香りの上品さが格別。
「RON SETO WHITE」
「RON SETO」とはスペイン語で「瀬戸内のラム」という意味。
リトハピでは今、和な季節限定カクテルをご提供中です!
- 「桜餅ソーダ」
- 「自家製ハチミツレモン」
- 「広島ネーブル」(再来週くらいには完成)

特に桜餅ソーダは、ロンセト由来の甘みとバニラの香りが溶け合い、一口飲むと「あ、本当に桜餅みたい!」と思っていただけるかと思います。
出逢いは必然。Rum&Whiskyの世界へようこそ。
【この記事を書いた人】
谷本 美香(Mika Tanimoto)
株式会社Little.m 代表取締役/オーナーバーテンダー
広島・流川で2006年からウイスキーとラムの専門店「Bar Little Happiness」を営む。国内外の蒸溜所を訪ね、造り手の話をコラム「ウイスキーとラムの手帖」に綴っている。広島市優良技能者。
「ウイスキーもラムも、造り手の想いに触れたとき、もっと美味しくなる」
【お店の情報】📍 Bar Little Happiness
広島市中区流川町5-14 Rolling流川 1F
月〜土 19:00〜24:30/日 19:00〜24:00(店主が蒸溜所へ旅に出る日はお休み)
ノーチャージ・予約不要
🛒 遠方の方はオンラインショップからもお求めいただけます。