【ウイスキーになった愛猫】栗樽で熟成された「ソラ」のあどけない表情を深掘り
2025.12.02
驚きの事実:可愛らしい猫が伝える、シリーズ誕生の経緯
今回ご紹介するのは、マルスウイスキー(本坊酒造)が毎年限定でリリースする大人気シリーズ、ザ・ラッキーキャットの最新作「ソラ(Solla)」です。
このシリーズの最大の魅力は、その愛らしい猫のラベルにあります。
登場する猫たちは、本坊酒造の社長の「愛する家族」がモデルであり、それぞれの猫の性格やエピソードがブレンディングのテーマになっています。
🐈 込められた願いとパッケージの色
ソラちゃんの名前には、「大空で輝く太陽のように育って欲しい」という願いが込められています。
だからこそ、ソラのパッケージボックスは、その願いを象徴するような、美しい真っ青な空の色なんだと思います。
この優しい背景を知ると、ただ可愛いだけでなく、ボトルに込められた愛の深さを感じます。
🐈 過去の愛猫たち(一部)
ザ・ラッキーキャットシリーズは、愛猫たちの個性に合わせて樽を変えるという挑戦を続けており、過去には、メイ(May)、ルナ(Luna)、ハナ(Hana)、チョコ(Choco)、などがリリースされてきました。
ソラは、この系譜に連なる最新の「ウイスキーになった愛猫」です。

箱に秘められたソラの「あどけない表情」
ソラのボトル箱には、ソラちゃんの様々な表情がプリントされています。
眺めているだけで、その日常が目に浮かぶようです。
- 首を傾げる姿: その可愛らしく見つめる先には、きっと大好きな飼い主さんがいるんだろうな、と想像できます。
- あどけない目: まだ環境に馴染んでなくて、ちょっと不安なのかな?と思わせる、守ってあげたくなるような表情。
- 催促する顔: 「ご飯くれよ!」とヤンチャに訴えかけている感じ。まだまだ走り回っているんだろうな、という活発さが伝わります。
ボトルに採用されたソラは、少し頑固っぽい雰囲気も感じられる、まっすぐこちらを見つめる表情が印象的です(あくまで私個人の感想です!)。
いつかこの栗樽の風味に選ばれたソラちゃん本人に、会ってみたいと願ってしまいます。

愛猫をウイスキーにする、マルスウイスキーの自由な発想の源
愛猫の個性を樽で表現するマルスウイスキーの自由な発想は、彼らが日本のウイスキー史の初期から築き上げてきた、常識にとらわれない「挑戦の精神」に根付いています。
マルスウイスキーのルーツは、日本のウイスキーの父の「蒸溜設備設計」を担った岩井喜一郎氏に遡ります。
彼らはパイオニアとして、製造拠点を全国へと移すという果敢な挑戦を続け、「良いウイスキーのためなら、常識にとらわれない」という姿勢を貫いてきました。
この「革新の遺伝子」こそが、栗樽熟成という難題にも挑み、愛らしい愛猫をモチーフに選ぶという、唯一無二のウイスキー造りを支えているのです。
ソラの最大の特徴:世界的にも珍しい「栗樽熟成」の秘密
ソラを語る上で最も重要で、そして世界的に見てもチャレンジングな点が、栗の木を使った樽です。
通常、ウイスキーの熟成には、オーク(楢)材が使われます。
栗材はオークに比べて、扱いが非常に難しいとされており、ウイスキー業界において使用例は極めて稀です。
なぜ、栗樽なのか?
マルスウイスキーが栗樽を選んだ背景には、ソラの個性と、彼らが大切にする「和の素材」への探求心があります。
栗樽は、通常のオーク樽では得られない、微かな渋みと共に、甘やかな香りと、日本の木材ならではの風味をウイスキーにもたらします。
この挑戦的な樽熟成は、ソラの個性(キャラクター)を際立たせるためのブレンダーの答えであり、マルスウイスキーの高い技術力と飽くなき探求心の結晶と言えます。
🐈猫好きのあなたに
ザ・ラッキーキャット「ソラ」は、愛するペットの物語と、日本のウイスキーの歴史を支えてきたパイオニアの挑戦が一つになった、特別な一本です。
Bar Little Happinessでは、このソラが持つキャラクター、その繊細でユニークな栗樽の風味を、ぜひご体験いただきたいと思っています。
【谷本からの補足】このソラに関しては情報が少なく、谷本個人の妄想がかなり入っていますので、ご了承ください。

(リトハピではラッキーキャット以外にも、マルスウイスキーたくさんご用意しております)
出逢いは必然。Rum&Whiskyの世界へようこそ。
Bar Little Happiness 谷本美香
Definitely very recommended, I hope to be able to come back here in a future Japan trip! Thank you so much, cheers from Italy!