旅の気づき・2月のスタート!
2026.2.01
1月は、創業以来初めて10日間も「お店を完全に閉めて」旅に出ていました。
これまでも旅をすることはありましたが、いつも誰かにお店を任せ、灯りが消えることはありませんでした。
「何かしらの意味を持たせないと、お店を休んではいけない」
お店を始めた頃からずっと、そんな風に自分を縛っていたのかもしれません。
自信がないから、人より圧倒的な量をこなすことでカバーしようとしていたのかもしれません。
従業員さんから文句言われないための防波堤だったのかもしれません。
世の中がいう「正解」の枠に自分を嵌めることは、外からの否定を跳ね返すための鎧でもありました。
けれど、経営観や人生観、そして死生観が変化していく中で、あえてその「正解」を手放してみました。
ただただ、自分の心が動く方へ動いてみる。
行ってみたいところへ行き、会ってみたい人に、会ってくる。
無駄に予定を詰め込まず、その場の流れに身を任せてみる。
そんな、子供のような純粋な動機に身を任せた旅。
そうして出会った景色や人たちの言葉は、「正解」を求めて動いていた頃よりも、ずっと深く、鮮やかに私の心に染み渡りました。
ウイスキーやラム酒、そしてBarという業態。
今までとは違う解像度で見る景色は、私に新しい感動と刺激を与えてくれました。
世間の物差しではなく、自分の信じる道を、誰よりも速く、純粋に突き進む人たちの姿。
そこにあるのは、決して『家柄や環境に恵まれているから』という単純な理由だけではありませんでした。
たとえどれほど強固な経営資本や立場があったとしても、それを武器に、これほどの熱量とスピードで理想を形にで昇華できる人は、決して多くはない。
その圧倒的な現実を目の当たりにしたとき、さらなる尊敬とともに、私の中にある答えがすとんと落ちてきました。
「置かれた場所も、手にしているカードも、そもそも一人ひとり違う。
そして、そのどれもが唯一無二の正解なのだ」ということ。
言葉では理解しているつもりだったけれど、心の中でストンっていう音が聞こえた気がします。
外側の正解や、誰かの物差しに自分を合わせようとする必要なんてなかった。
「土台が違う」という事実は、誰かと競うためのものではなく、私が私の持ち場でしか成し得ない純度を追求するための、絶対的な条件なのだと思えました。
今回の旅は、私にとってそんな大切なことに気づくための時間でした。
お休みをいただいた期間、待っていてくださった皆さま。
本当にありがとうございました。
休みすぎたので、2月は毎日開ける予定です!
「ウイスキーもラムも、造り手の想いに触れたとき、もっと美味しくなる」
出逢いは必然。Rum&Whiskyの世界へようこそ。

【この記事を書いた人】
谷本 美香(Mika Tanimoto) 株式会社 Little.m 代表取締役 / オーナーバーテンダー
広島県広島市で20年続くRum&Whisky専門店「Bar Little Happiness(リトルハピネス)」店主。
2006年の創業以来、ウイスキーとラムの感動を伝える専門家として活動しています。
バックバーには1,000本を超える希少なレア銘柄から、地元広島の「桜尾」まで幅広く取り揃えています。
• 多店舗経営: 本店に加え、カジュアルに愉しめる姉妹店「Rum&WhiskyハイボールBar」を直営。
• オンライン事業: 全国へ厳選ボトルを小瓶で届けるオンラインショップ運営。
• 執筆・情報発信: 専門コラム【ウイスキーとラムの手帖】を執筆。
・創業ストーリー:22歳、ワーキングプアだった私が見つけた光。
Definitely very recommended, I hope to be able to come back here in a future Japan trip! Thank you so much, cheers from Italy!