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私がバーテンダーになった理由・吉川編 広島BARリトパピブログ

2016.7.10

皆様こんばんは!リトパピの吉川です。

今日は私がバーテンダーになった理由を書かせて頂きます。

 

最初のきっかけはニュージーランドでした。

2年程前ワーキングホリデーでニュージーランドへ行き、語学学校へ通ったり旅をしたりチェリーピッキング等のファームの仕事をして暮らしていました。

 

ニュージーランドへ行くまでは京都で和菓子職人をしており、その頃は京都で自分のお店を出すことが夢でした。

ですが、女性はなかなか作業場に入れてもらえなかったり、職人は技を見て盗めというやり方だったり、歴史ある京都で新しいお店を出すことの難しさを知り、終いには体を壊して夢を諦めました。

いま思えば自分の考えが甘く、自分自身が弱かったんだと思います。

それから何をしていいか分からずフラフラしていた私に友人が『若いうちにやりたい事はやった方がいいよ!』と元気付けてくれて前から1度海外で暮らしてみたいなぁと思っていたので思いきってニュージーランドへ行きました。

そこでウィスキーに出会いました。

ちなみにニュージーランドの名産はウィスキーではなくワインで、その頃私はワインを毎日の様にガブガブ飲んでいました(笑)

あるホームパーティでおじさんがロックグラスに氷も入れずに茶色い液体をそのまま飲んでいました。

好奇心のままにおじさんに話しかけ、その液体を一口もらいました。

アルコールが鼻を刺激して、だけどほんのり甘い香りがして、よく分からなかったのでグビッと飲んでしまい喉が焼けました(笑)

それが初めて飲んだウィスキーでした。

最初は美味しいとかじゃなく『なんじゃこりゃ!?』という感覚で、それが何なのか知りたくて、それからウィスキーに興味を持つようになりました。

日本に帰ってから漠然とお酒に関わる仕事がしたいと思い、色々と探していました。

その時は特にウィスキーに拘らず、お酒ならなんでもいい!くらいの勢いだったので、焼酎も好きなので鹿児島まで仕事探しに行ったりしてました(笑)

何かないかと探していると、オーナー(谷本美香)の『シャカツ』のインタビュー記事を見つました。

『BARで働く環境をより良くしたい』というオーナーの想いに心を打たれました。

自分と同じ女性が、きっと女性が働きづらいであろう環境でこんなに頑張ろう、盛り上げようとしているんだと。

この人に会ってみたい、話してみたいと思いました。

まずお客さんとしてお店を訪ねました。

お店に入ると棚にはウィスキーがズラリ…

それまで殆どBARに行ったことがなく、私はめちゃくちゃ緊張していました。

その時確か、河野さんがラフロイグのソーダ割を作ってくれてオーナーと少しだけ話をして帰ったんだと思います。

その時のウィスキーが美味しくて、緊張している私に優しく話しかけてくれて、なんかBARっていいなぁ、落ち着く素敵な場所だなぁと、それまでBAR=怖いと思ってたイメージはなくなり、ここでお酒のことを勉強したい!と思いました。

それから面接を受け、オーナーとじっくり話をして、ここで働きたい!と改めて思いました。

そして今バーテンダーとなり、10月のウィスキーコニサー試験に向けて猛勉強中です!

これから沢山の人にウィスキーの魅力を伝えられるバーテンダーになりたいです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

まだまだ未熟者ですが、これからもよろしくお願い致します。

吉川 美代