
こんばんは。オーナー谷本です。
先日の東京出張での一コマ。
スコットランド最古のボトラー・ケイデンヘッドのセミナーに行ってきました。
はるばる、スコットランドから、マークさん来日!
ケンデンヘッドは1842年創業の老舗ボトラー。
この1842年以前にあった蒸留所は、なんと40しかなかったそう。
つまり、ケイデンヘッドは長い歴史の中で、ほとんどの蒸留所のボトルを持っているとのこと。
今は108の蒸留所のモルトを所有。
このケイデンヘッド社、実は今までの歴史の中でいつも血縁の濃い後継者に恵まれず、
1851年には義理の弟が、1904年には甥が事業継承。
1931年に不慮の事故(銀行に行く途中で轢かれた)により、2人の妹達が継承。
しかし、二人は全くウィスキーの知識がなく、アンオリバーという女性がほとんどビジネスを請け負っていたそう。
1960年の妹たちの死後、1972年までこのアンオリバーという女性がケイデンヘッドを守ってきたそうです。
その後売りにかけられ、今はスプリングバンクのオーナー・ライト氏が所有。
御年85歳のライト氏は、自分が死んだら会社は独立されたキャンベルタウンのものにするよう決めているそうです。
今、5500人が住むキャンベルタウンの町の中で70人がこのスプリングバンクで働いていて、ケイデンヘッドのボトルも、スプリングバンクもキルケランも、ここでボトリング。
さらにNEWボトルラインを作る予定で、人の雇用を増やすんだ!とマークさんはおっしゃっていました。
町の大切な雇用主ですね。
長い長い年月をかけて、その時の時代時代の人達の思いがたくさんたくさん詰まったボトラーズ!
マークさんの説明を聞きながら、テイスティングして、すごくスっと心に入ってきた言葉。
「人は育った環境で感じるものが違うから、テイスティングノートはただの目安。自由に愉しんで!」
ちなみに、このブナハーブンは、マークサン的には、農場の香りなんだとか。
こんなの書いたら売れないから、違う言葉に置き換えてるよ!だって(^^)
なんだか、とってもユーモアに溢れてて、素敵なセミナーでした。
ちなみに今リトハピにあるケイデンヘッドはこちら。
一番左は、おお!!
グレンリベットの43年でございます(#^.^#)
スプリングバンク蒸留所のお酒はこちら。
たくさんコマーシャルしたわりに、売り切れてしまって、あんまりケイデンヘッズもスプリングバンクも置いてませんが、
是非是非、飲んでみてくださいね♪
行きたいです
せつこさん
コメントありがとうございます(^^)
たまに東京では各種セミナーが開催されています。
広島にはほとんど来ません笑