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【OMAR Concerto ── 香港の愛好家が奏でた、もうひとつの台湾ウイスキー】

2025.7.26

台湾ウイスキーといえばカバラン。でも、それだけじゃない。

台湾ウイスキーと聞けば、まず思い浮かぶのはカバランでしょう。


数々の受賞歴を誇り、その名は世界中に知られています。

しかし、台湾にはもうひとつの蒸留所があります。


それが南投蒸留所のOMAR(オマー)です。

 2008年にウイスキーの蒸留を開始し、2013年のリリース以降は出荷と同時に売り切れる人気を得ました。

 それでも独立系やプライベートボトリングはほとんど存在しない門戸の狭い蒸留所として知られています。

今回ご紹介する「Whisky Concerto(ウイスキー協奏曲)」は、そんなOMARの中でも特別な位置づけのシリーズです。


香港の愛好家が開いた扉

この限定シリーズを生んだのは、香港のウイスキー愛好家グループ「Concerto」です。

 彼らは南投蒸留所を訪問し、直接交渉を重ね、ついに2樽のボトリング権を獲得しました。


そうして2020年、香港市場向けにわずか数百本のみがリリースされたのが、Concertoシリーズの始まりです。


作品番号1:Op.1 – カトレア蘭

シリーズの幕開けを飾るのは、「Op.1 – カトレア蘭」

テイスティングノート:
香水のような華やかさ、熟したストーンフルーツ、キャラメルケーキ。
オリエンタルスパイスやお香のニュアンスが重なり、複雑で奥行きのある香り。
口当たりはソフトで繊細。長く続くエレガントな余韻。
フルーティで甘やかだが、決してくどくない──チャーミングで惹きつけられる1本です。


作品番号2:Op.2 – 月橘(ムラヤ・パニクラタ)

続く「Op.2 – 月橘(ゲッキツ)」は、Op.1と対照的なスタイル。

テイスティングノート:
トップにはフレッシュな果実、奥には白檀や沈香の落ち着いた香り。
豊かなストーンフルーツの甘みとスイートスパイスが調和し、実際の熟成年数以上の落ち着きを感じさせる。
Op.1の柔らかくエレガントな個性に対し、より男性的でエネルギッシュな印象を残します。


OMARという存在

OMARを生み出す南投蒸留所は、台湾政府系企業TTL(台湾タバコ酒類公司)が運営しています。
ビールや紹興酒などの製造で培った発酵・熟成技術が、ウイスキー造りにも活かされています。


新興”でありながら、にわではない──

OMARの立ち位置が集約されています。


リトルハピネスで聴く、協奏曲

カバランが「王道の旋律」だとすれば、OMARは「静かに響く対旋律」

Whisky Concerto Op.1 / Op.2は、現在リトルハピネスのカウンターにてご提供中です。
 

香港の愛好家がつないだ特別な2本。
 

グラスを傾け、あなた自身の感性でその響きを確かめてみてください。


出逢いは必然。Rum&Whiskyの世界へようこそ。

Bar Little Happiness 谷本美香