
皆様こんばんは、リトハピ河野です。
先日の静岡蒸溜所見学に引き続き、
静岡蒸溜所の発酵槽に使われている木材についてのお話(^^)
現在5つの発酵槽が置かれていますが、そのうち1つが杉材で造られています。
この杉材を使った発酵槽は世界でも日本だけ、
そしてここ静岡蒸溜所にしかない特別製です。
しかもオクシズ(市の面積の大半は豊かな自然が残る山間の地域で、
ゆったりとした時間の流れの中で、昔ながらの生活が営まれているそうです。
そんな魅力ある地域を多くの人々に親しみを持っていただけるよう、
「奥静岡」=「オクシズ」の愛称をつけ、PRしているのだそうです)
の杉を使用していて、
材料すべてを静岡産のものにしていきたい」という姿勢が伺えます。
ただし、通常使われるオレゴンパイン(米松)に比べてタンニンが凄く多い為、
アク抜きにかなりの時間が掛かるのだとか。
理想の味が出るのに2年くらいかかるそうで、かなり壮大なスケールな話ですが
出来上がりの味に影響を与えるのは間違いないですね!
皆も興味津々・・・。
ちなみに内装も静岡で育てられた桧や杉を多く使用した作りになっていて、
木のなんとも言えない良い香りが充満してました!
前回写真を多く使いすぎてしまったので少なめになりましたが
「世界で唯一の杉の発酵槽」のお話でした。