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特集|空間に込めた、静かな哲学

2025.5.06

リトハピという場所が、どう在るか。


それは、どんなお酒を選ぶか以上に、
どんな空気を流すかに表れると、私は思っています。

ここにあるのは、偶然できた空間ではありません。
いくつもの細部に、自分の“好き”と“こうであってほしい”を重ねてきました。

この特集では、リトハピという空間を形づくっている、4つの静かな設計について綴りました。

【1】いびつなハートの窓が、この場所の最初の“好き”でした

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入り口にある小さなハートの窓。
それは、24歳の頃の「まっすぐな好き」が、そのまま形になったものでした。

【2】照らしすぎない光が、守ってくれることがある

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心の輪郭がぼやけるくらいの照明。
言葉をかけすぎなくても、そっと空間が伝えてくれる光の話です。

【3】この扉の向こうには、ウイスキーの時間が流れている

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熟成庫を思わせる重たい扉。
その扉を開けた瞬間から始まる、“静かな時間の始まり”について。

【4】背中を気にせず、グラスを傾けられるという贅沢

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「落ち着きますね」と言っていただける理由のひとつ。
カウンターの後ろに、あえて“誰も座らない空白”を残した理由。


小さな設計の積み重ねが、
リトハピという空間の“静けさ”をかたちづくっています。


ウイスキーやラムを愛する方が、
大切な誰かと、静かに絆を深めていく。
そんなひとときが、静かな余韻として心に残りますように。

*画像は、ニュージーランドに訪問した際、オーロラの下に立った写真です。
お店という空間も、自然の中の静けさと同じように、
「何も語らなくても伝わる」ことがあると私は信じています。