広島市中区流川のバー Little Happiness 日曜日も営業

皆様、いつもありがとうございます。

オーナー谷本です。

大晦日でございます！！

2023年は、波乱の年でございました。

年末の忙しい時期に、水漏れで２週間も営業できなくなるとか、

最後の最後に・・・トホホです。

同時に、数年後にネタになるなと、頭の片隅で思っているから、面白いです。

2023年は、完全にプレーヤーに戻り、今までの成功体験を全て捨ててのスタートでした。

社会が様変わりしていき、働き方も考え方も多様化していく中、B A Rという仕事をどう昇華していくのか。

今までの成功体験は、もはや邪魔にも感じました。

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私は何のために経営者になったのだろうか？

何のためにB A Rを経営するのだろうか？

何のために従業員さんと一緒に働くのだろうか？

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B A Rという仕事は、ある種、特殊な仕事といえます。

バイトの延長みたいにしか思われないのも、腹立たしいなとずっと思っていますが、

ただ、そんなテンションで働いている人が多いのも事実なのです。

その現実と向き合いながら、17年が経過しました。

経営の勉強をし始めてからは、自分の頭の中にある抽象的だったことを言語化し、人材育成をしていくことで、問題解決への糸口になると考えました。

10年くらい本気で経営を学び続けて、一旦、フラットになっている自分がいます。

一緒にどうしようと悩んでくれる人がいないことは、本来なら悲しかったり寂しかったりするのですが、最近、そのストレスを感じることが全くなくなりました。

今まで、もっとあなたは良くなれる！と相手に対する期待がありました。

哲学では「人は信じられないということを信じる」ということを学びました。

でも、ついつい、その人の幸せの形やフェーズを無視して、高みを目指すことを期待してしまっていました。

実際、その事実が合っていたとしても、その人のフェーズでそれを求めていないなら、大きなお世話なのです。

それはもはやただの自己満足でした。

人への期待を手放し、自己満足から抜け出し、経営者と従業員さんの関係には深い溝と距離があることを認識しました。

経営者は孤独ですが、その孤独を避けようとすることが組織崩壊への第一歩であると理解しました。

同じお店で長く続けるつもりがなく、期間限定で働く人が多い業界です。

それは、雇用の問題が大きいのだと、ずっと思っていました。

https://little-happiness.jp/blog/1018/

7年くらい前に書いたブログ

雇用さえ改善すれば、バイトの延長みたいなノリで働く人や、腰掛けみたいな働き方をする人は減ると思っていました。

色々考え行動しましたが、全て意味はありませんでした。

良い会社にしよう！と頑張れば頑張るほど、

みんなが働きやすいようにすればするほど、モラルハザードが起こりました。

自分が勉強すれば何か変わっていくのだと思っていました。

が、

業種の特性を、深く理解し、受け入れることが出来ていませんでした。

どうにかこの仕事を昇華させたいと、心から思っていたし、この17年、ずっとそこの想いだけで、どんなに辛いことも嫌なことも乗り越えてこれましたが、

ニーズやペインのないところには、雇用の形は変化することができず、ビジネスは発展していかないことを、本当の意味で理解しました。

拡大路線を厳しく受け入れないかぎり、拡大の過程で生じる問題を昇華しきれないことを理解しました。

その覚悟を持つということは、ビジネスモデルが盤石でない場合、会社のビジョン達成の過程で、不幸せになる可能性のある人たちの存在を受け入れるということでした。（盤石なビジネスモデルは稀有で、国家が介入するものくらいだと思います）

私が選んだ道は、

数人の同志と、数年ごとに入れ替わる人材の小規模集団で運営することで、次世代のバーテンダーを育成しつつ、一人ひとりの給与を向上させることが、素晴らしいプランだ！と思って邁進してきました。

しかし、拡大路線を進まない限り、雇用できる人数には制約があり、その中から育成することは非常に困難でした。

その過程で起きる様々な問題は、心から愛情を持って接し、伝え続ければ伝わると思っていたし、経営のセオリーから外れていても、何か新しい形ができると思っていました。しかし、それはとても傲慢なことでした。

それが、現実と理想のギャップを生んでいました。

2023年は、コロナからの脱却と、人の育成。自由に働く人たちへの新しい人事評価制度。色んなことにチャレンジした充実した1年でした。

2024年からは、B A Rという枠だけに拘るのは卒業して、経営者として成長できるようにしていきます。

もちろん、WhiskyとRumの世界を追求します。

何周してもBARの仕事が大好きなことだけは変わりません。

初めてこのカウンターに灯りが灯った日のことを、私は絶対に忘れません。

感謝！10周年‼ 広島BARリトハピブログ

↑昔のことが書いてあります

「人生、必ず帳尻合うように出来ている」

私がいつも大切にしている考え方です。

末筆になりましたが、関わってくださった全ての皆さまに感謝申し上げます。

大晦日ももちろん営業しております。

23時ラストイン、24時完全閉店です。

リトハピでは、カウントダウンイベントはしないので、カウントダウンイベントの暇つぶしにお越しください♪。

今宵もウイスキーと一緒にリトハピで待ってます！