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チョコレートのお勉強 段原BARリトスタブログ

2017.2.25

皆様こんばんは。リトスタの河野です。
本日が2月の最終営業日でございます。

本日の内容は本当ならタイミングとしては先週投稿したかったのですが、

ボツにするのも勿体無いので投稿することにしました(^ ^)

何せ私はショコラアドバイザー。

ラムやウイスキーとともに、チョコレートの普及も使命なのです(笑)

なんの話かと言いますと、先々週の日曜日(2/12)

植物公園のバレンタインのイベントに行ってきました。


何故に植物公園でカカオのイベントなのか?

西日本最大級の温室を持つ植物公園では、

30年以上前から温室内でのカカオ栽培に取り組まれていたそうです

(今は大改装しているので温室を見ることは出来ないのですが)


そういう経緯もあってか、イベント進行は広大名誉教授の佐藤清隆氏!!

この御方、長年カカオの様々な研究をされている方で、

地元だけでなく全国放送のTV番組なんかにも出演されたこともある有名人。

メインイベントは、

「できたてのチョコレート(苦い)を食べてみよう」

「ビスケットとかドライフルーツに乗せて食べてみよう」

「それを使って生チョコとかを作ってみよう」など一見すると子供向けなのですが、

私の精神が子供だから「わーなんか楽しそう」と行ったわけではありません。

私が滅茶苦茶気になったのは、佐藤教授が石の業者さん(?)と共同開発したチョコ専用石臼!?

これが一体どんな物なのか見たかったのです!!


原理は簡単で、チョコレートをすり潰すのに適した細かさの溝を作った臼で挽き、

端から出てきたドロドロの状態のものを回収するだけ。

もちろん砂糖は入ってないので苦味が強いのですが、

甘みのあるドライフルーツに少しつけると微妙なバランスで美味しいかったです。

面白いのが、カカオと一緒に砂糖やピーナッツ等を入れて挽くと、

完成された味のものが出てきたり!


無邪気にはしゃぐ子供達の中で、

マジな眼差しで石臼を見つめる明らかに浮いている中年男(笑

でもそんな方は私だけじゃなく、もしかしたらパティスリーやカフェ関係かな?

という人達も熱心に質問されていました。

喉から手が出るほど欲しかったのですが、予想通りの高額なお値段・・・

今回は諦めましたが、ショコラアドバイザーとして興味深い体験をさせていただきました。
先日のサロンデュショコラでもそうでしたが、

日本のチョコレート市場は成熟していってます。

お客様が楽しんでもらうためには、提供側のより深い知識が求められていってるような気がしますね。
もうとっくにバレンタインは過ぎてしまいましたが、まだまだチョコレートが美味しく感じる季節です。

チョコレート好きな方、是非リトスタで語り合いましょう(笑)